2020.05.30

注文住宅をお考えの方必見!木造軸組工法のメリットとデメリットとは?

注文住宅を建てる際にはクライアントの要望に応じて、様々な工法が採用されます。
しかし、実際には自分は何を選択したら良いのかと悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は注文住宅で使われる木造軸組み工法のメリットとデメリットをご紹介します。

 

□木造軸組み工法のメリット

木造軸組み工法の最大のメリットとされているのが、自由度の高さです。
木造軸組み工法の基本となるのは点を基準とした、資材の組み立てです。
面を基盤とした木造枠組み工法とは異なり、斜め方向への間取りの拡張や数センチ規模での変更といったことにも柔軟に対応ができます。
具体的には、階段下に物置を取り付けたいという要望でも実現できます。
有効に土地を利用したいという方にはこの工法が向いていると言えるでしょう。

また、可変性が高いことも木造軸組み工法が人気の理由の一つです。
木造枠組み工法では構成要素の最小単位が壁ということになるため、壁を簡単に抜けません。
対して、木造軸組み工法では家族構成の変化やご自身の年齢に合わせた家の改築など、その時々に応じた家の変化が可能です。

自分の要望に沿って、家の形を変えられるというのは魅力の一つですよね。

 

□木造軸組み工法に関するデメリットと注意点

木造軸組み工法は木造という材質がゆえに、耐火性や耐久性がないといったデメリットを挙げられることも多いです。
しかし、こうした情報は遠い過去のものであるケースが多いです。

例えば、耐火性に関して、木が燃えるということは事実です。
しかし、木材で燃えきる部分は中心の核となる赤太を囲む部分がほとんどで、中心に進めば進むほど、燃えないような仕組みになっています。
また、湿気に弱い木材ですが、きちんとメンテンナンスを施してあげると、十分長持ちさせられるでしょう。

木造住宅の懸念として、もう一つ代表的なものが白アリといった害虫被害ですよね。
かつての木造住宅では家の下の地面に何も施さないがゆえに、害虫の被害を受けて、建物の劣化が早かったです。
しかし、現在ではコンクリートで建物の基礎を作ってから、住宅を建てるという手法が主流になっているため、白アリの被害も少なくなってきています。

過去の常識が今でも事実であるかは分かりません。
最新の情報を調べていくことが重要です。

 

□まとめ

今回は注文住宅の木造軸組み工法のメリットと注意点をご紹介しました。
かつての木造住宅のデメリットと現在の弱点は大きく変わってきています。
最新の情報をアップデートすることが住宅の購入では大切です。
そして、自由度の高い住宅を実現したいと考えている方は木造軸組み工法の採用を考えてみてはいかがですか。