2020.07.27

注文住宅を建てる方必見!木材にはどんな種類があるの?

注文住宅を建てるとき木材の種類は意外と重要な要素です。
機能性を妥協して安い木材を使うか、高い費用をかけて機能性にこだわるかで大きく趣が変わってきます。
家の多くの部分を構成する木材だからこそ慎重に選ぶようにしましょう。

 

□注文住宅の木材の種類

住宅に使われる木材には実は多様な種類があり、どの木材を選ぶかで硬度や加工のしやすさが違います。
代表的な木材を挙げると、ヒノキやヒバ、スギ、クリ、ウォールナット、ブナなどがあります。

ヒノキは昔から神社仏閣などによく利用される高級木材です。
日本最古の木造建築、法隆寺に使われていることを知っている人もいるのではないでしょうか。
ヒバはヒノキと似た性質で、どちらも殺菌力や耐水性に優れています。
シロアリや菌に強いため、住宅の土台や柱などの根幹をなす部位によく利用されます。

スギは比較的安く、柔らかい質感が特徴的です。
構造材と造作材の両方に用いられるバランスの良い木材といえるでしょう。

クリは材質が硬く、耐久性や耐水性に優れる代表的な造作材です。
害虫に対しても耐性があり、建物の土台としてしばしば利用されます。
建物の土台となる木材が劣化しにくいものであれば安心ですよね。

ウォールナットも同様に耐久性の高い木材で、クリに比べて加工しやすいのが特徴です。
クリとウォールナットは木目が美しいため、家具として利用されることも多いです。
きれいな木目が特徴的な家具を想像すればわかりやすいでしょう。

ブナは安価で流通量が多い反面、腐りやすいという欠点を持った木材です。
以前はその欠点から使われることが少なかったのですが、近代になってから木材の加工技術が高まり、柔らかい性質を利用して床材や建具として使われるようになりました。

 

□無垢材とは

これらの素材を自然な状態で木材として利用したものを無垢材といいます。
集成材は木版を接着剤で張り合わせて人工的に作るのに対し、無垢材は丸太から切り出した自然なままの状態の木材です。
品質にばらつきがある代わりに木のぬくもりを感じられる点が人気の秘訣でしょう。

経年変化を楽しめるのが無垢材の魅力です。
はじめは真新しい無垢材の香りや木目が新鮮ですが、時を経るとともに他の素材では出せない味わいを感じられるでしょう。
家族の生活とともにその家に歴史を刻んでいく木材だといえます。

また、調湿作用があるため夏場にはジメジメし過ぎず、冬場には乾燥しないように作用します。
無垢材を使用すれば、部屋の快適さを保てるでしょう。

さらに、無垢材には冬に床が冷えるのを和らげる働きがあります。
通常のフローリングでは寒い空気に触れて冷えてしまうのですが、無垢材の場合、空気を多く含み断熱効果を発揮するため、冷えることを防げるのです。

 

□まとめ

主な木材の種類と、それを活かす無垢材について解説しました。
長年寄り添う住宅の木材ですから、後悔のないよう慎重に選びましょう。
注文住宅を検討中の方で木材の種類や特徴についてもっと知りたい方は当社までお気軽にご連絡ください。