2020.06.05
住宅は健康に影響を及ぼす!?住宅と健康の密接な関係について
日々暮らしている住宅が、私たちの健康に大きな影響を与えていることをご存知でしょうか?
健康的な生活を維持するために、果たしてどんな住宅が良いのでしょうか。
今回は、住宅と健康の関係について解説します。
新居の建築をご検討の方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
□断熱性能と健康
家の断熱性能と健康リスクが密接に関わっていることは、科学的に証明されています。
冬の自然室温が10度を下回る住宅は、健康リスクが大きいことが問題となっています。
断熱性能が不十分な住宅では、低室温や室間温度差によるヒートショックの危険性が高まります。
ヒートショックによって亡くなられるお年寄りは、年間4000人以上いると報告されています。
実は、この数字は交通事故による死者を上回っています。
これは非常に驚きの事実ではないでしょうか。
また、睡眠時の呼吸の際に冷たい空気を取り込むことで、肺や内臓が冷え、健康に悪影響を与えてしまいます。
住宅の断熱性能を高めることで気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの症状が改善に繋がると言われています。
これらの健康リスクを防ぐためには、家の断熱性能を高めること、そして、エアコンを使用しないときでも室内温度差をできるだけ失くすことが必要です。
家の中の過度な温度差を取り除くことは、小さなお子様や高齢者に住宅の健康においてとても不可欠と言えるでしょう。
□PM2.5による健康被害
最近、PM2.5が人体に悪影響を及ぼすことが注目されています。
中国大陸から飛来する有害物質として、テレビでよく報道されているのを耳にしたことがある人が多いのではないでしょうか。
PM2.5が呼吸器系や循環器系へ及ぼす影響が心配されており、アレルギーやぜんそくの悪化、皮膚疾患、肺がんといった多くの健康被害を招くと危惧されています。
家を建てる際は、PM2.5を室内に入れない家づくりが非常に大切です。
PM2.5対策として、自然流入を防ぐ高い気密性にする、PM2.5の除去が可能な高性能フィルターを設置する、室内への給気を制御する換気設備にするといった対策があります。
住宅の気密性能の高さによって、PM2.5の自然流入が防止できて、呼吸器系の疾病や発がんを下げることに繋がります。
□まとめ
今回は、住宅と健康との関係について解説しました。
家族の健康のために、住宅の断熱性能と気密性能を高めることが大切です。
新居をご検討の方は、家づくりの段階から健康を意識した住宅を建て、安心で快適な生活を送りましょう。
ご不明なことやお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。