2020.06.03

注文住宅ならグラスウール!グラスウールのメリットとデメリットを解説!

注文住宅を建てたいと考えている方はいませんか。
住宅を建てる際の断熱材として、よく使われるものにグラスウールがあります。
名前を聞いたことのある方でも、素材の特徴までご存じの方は少ないと思います。
そこで今回はグラスウールのメリットとデメリットについて解説します。

 

□グラスウールのメリットとは

グラスウールのメリットには以下のようなものがあります。

1つ目に挙げられるメリットは、耐熱性能が長続きすることです。
他の断熱材は、温度や湿度によって変形する可能性がありますが、グラスウールは変形しません。
プラスチックが備えていない伸縮性もあるため、長年使用することで収縮して隙間を作る木材の短所もカバーできるでしょう。

2つ目のメリットは、不燃グラスのため燃えにくいことです。
火事が起こった際に死者が出る原因は、燃焼によって発生する有毒ガスであることが多いです。
一方でグラスウールは火事が発生しても、有毒ガスを出さないため安全でしょう。

3つ目は健康への影響がほとんどないことです。
人体へ健康被害をもたらす、ホルムアルデヒドによる影響がほとんどないとされています。
そのうえ断熱材の内部で使われるため、健康被害はないと考えて良いでしょう。

4つ目は環境に優しいことです。
グラスウールは、家庭ゴミから出るリサイクルガラスを主原料としています。
断熱性もあるため、ガラスウールが使われる住宅は省エネルギーな家と認められて、各種控除の対象になる場合もあります。

 

□グラスウールのデメリットとは

メリットもたくさんあるグラスウールには、デメリットもあります。
以下では、グラスウールのデメリットとその対処法をご紹介します。

1つ目は、施工の際に隙間ができやすいことです。
グラスウールの施工は簡単ではありません。
グラスウールの寸法が大きいことが原因で押し込んだり、小さくて隙間が生じたりすると断熱性能が落ちます。
高い断熱性能を発揮するためには、技術力のある職人さんに工事をしてもらうと良いでしょう。

2つ目は、濡れると断熱性能が失われることです。
グラスウールは湿気に弱いため、濡れると断熱材として機能しません。
グラスウールを袋詰めで施工するか、透湿防水シートで施工することで対処できます。

3つ目は、グラスウールより防音性能が高い断熱素材があることです。
グラスウールにも防犯性能がありますが、セルロースファイバーの方がより優れていると言えるでしょう。
救急車のサイレンや車のクラクションなどの低周波数の騒音を防ぐ性能は低い傾向があります。
壁の中に、遮音シートなどを入れることで対処できるでしょう。

 

□まとめ

今回はグラスウールのメリットとデメリットについて解説しました。
断熱性能が良く環境にも優しいため、断熱材として人気があることにも納得できるでしょう。
注文住宅を建てたいと考えている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。