2020.05.28

注文住宅の耐震対策とは?対策する上での注意点をご紹介!

注文住宅を建てたいけど耐震性に不安を抱えている方はいませんか。
日本は地震が多く、近年でも大きな被害をもたらしているため、住宅を建てるときは意識してしまいますよね。

そこで今回は注文住宅を建てる際に、耐震対策を取るうえでの注意点について解説します。

 

□耐震基準と耐震等級について

耐震基準と耐震等級について、それぞれ解説します。

*耐震基準とは

耐震基準とは地震から守るために、建築基準法によって定められている基準のことです。
建物の高さや面積、仕様によって基準は異なります。

アパートやマンションの耐震基準を満たしていないと、大家は罰金を科される場合もあります。

耐震基準は1921年に初めて設けられ、それ以降は改正を繰り返しました。
1981年に抜本的な改革が行われ、それより前に建てられたものは旧耐震基準で、それ以降に建てられたものが新耐震基準となっています。

*耐震等級とは

耐震等級は耐震基準の分かりやすい指標です。
あくまで指標であるため、絶対ではないことを把握しておきましょう。
1から3の、3つの等級に分かれており、3が最も耐震性能に優れています。

1は数百年に一度起こるレベルの大規模地震に耐えられる耐震性をもっています。
また2は1の1.25倍、3は1の1.5倍の地震が起きても耐えられる耐震性をもっています。

 

□地震に強い家を建てるときのポイント

地震に強い家を建てるときのポイントを紹介します。

1つ目は耐震性に地盤も関係することを知っておくことです。
地震の被害は地震本体だけでなく、地盤の固さも密接に関係するからです。

同じ規模の地震が起きた場合でも、地盤が固い方が生じる被害が少なくなることはイメージしやすいのではないでしょうか。
これは、地盤が固い方が、地震による振動が家まで届きづらいからです。

2つ目は地盤を補強する方法です。
地盤の固さをハザードマップや業者に依頼して把握できます。
地盤が弱い場所でも、事前に補強工事を行えば心配いりません。

地盤2メートルまでなら、土にセメントを混ぜて強化する表面改良工法を行います。
また8メートルまでは柱状改良杭工法で、3メートルから29メートルまでの場合は鋼管杭工法を行います。

 

□まとめ

今回は注文住宅を建てる際に、耐震対策を取るうえでの注意点について解説しました。
日本は地震が多いため、耐震性は特に意識すべきポイントです。

注文住宅を建てる際は耐震等級を意識して、できる限り強い家づくりをしましょう。
注文住宅の耐震性を気にしている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。