2021.11.20
24時間換気システムは省エネ性能で選ばない方が良い?注文住宅を検討中の方必見!
「24時間換気システムはどのような観点で選べば良いのだろう」
注文住宅を検討中の方の中には、このようにお考えの方もいらっしゃるでしょう。
最近は住宅の断熱や気密について関心が深まってきており、換気は重要な要素となっています。
そこで今回は、24時間換気システムと換気方法について詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
□24時間換気システムについて解説します!
24時間換気システムとは、窓を開けずに外部の空気を室内に取り入れて、室内の空気を外部に排出する仕組みのことです。
基本的に窓をずっと開けていれば、家の換気になります。
ただし、ずっとそのようにしておくわけにはいきませんよね。
*24時間換気システムの2つの大事な約束とは?
24時間換気システムには、換気方法や性能に違いがあります。
それゆえ、複数の種類が存在します。
ただ、どんな24時間換気システムを選択しても、注文住宅を建てる方には守るべき約束があります。
それは、「24時間換気システムを止めないこと」、「メンテナンスを怠らないこと」の2点です。
高性能な24時間換気システムを導入しても、この2点を守れていなければ、十分な換気ができない恐れがあります。
24時間換気システムを止めてしまう理由は3つあります。
それは、「冬に外部から冷気が入ってくること」、「花粉の時期に止めてしまうこと」、「換気システムの本体が故障していること」が理由として挙げられます。
また、メンテナンスを怠ってしまうと、換気扇の本来の性能が発揮できません。
そうなった場合は、新築時の換気計算通りに換気されない恐れがあります。
換気システムを止めたり、メンテナンスを怠ったりすると、室内が換気不足になるため、注意が必要です。
□3つの換気方法について解説します!
日本では、シックハウスなどの健康被害が発生したこともあり、2003年の建築基準法の改正で24時間換気が義務付けられました。
換気方法は大きく3つあるので、それぞれを解説します。
まず1つ目は、第1種換気です。
給気と排気どちらにも換気扇などの機械換気を備えることで、住宅内の空気の流れを作る換気方法になります。
メリットは、窓の開閉の影響を受けにくいため、確実に換気を行えることです。
気密性が低くても安定した換気効果がもたらされます。
2つ目は、第2種換気です。
換気扇等の機械換気で給気することにより、住宅内の空気圧をプラスにして自然排気する方法になります。
メリットは、機械換気の設置が給気口側のみのため、コスト面で非常に有利なことです。
3つ目は、第3種換気です。
換気扇等の機械換気で、住宅内の空気を排出することで、家中の空気圧をマイナスにして、自然給気する方法になります。
メリットは、機械換気の設置が排気側のみのため、コストを抑えられることです。
□まとめ
今回は、24時間換気システムと換気方法について詳しく解説しました。
換気は常時システムを止めないこと、メンテナンスを怠らないことが重要です。
また、解説した3つの換気方法について把握しておきましょう。
注文住宅を検討中の方で、換気に関してご質問や疑問点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。